2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

鋼鉄プリンさんへの応答―杉田俊介『無能力批評』について

無能力批評―労働と生存のエチカ作者: 杉田俊介出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2008/05/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 258回この商品を含むブログ (43件) を見る杉田俊介(2008)『無能力批評 労働と生存のエチカ』大月書店、実際に読んでみました…

〈帝国〉における難民(1)

土佐弘之のとある論文から。 難民は、主権国家の排除項というより、『長い二一世紀』システムの中心部ないし(ポストモダン的)《帝国》の排除項といった性格を持つようになってきている。国内避難民の現象に看守できるように、先進資本主義諸国の脱福祉化に…

チェックしたい文献(1)

Michael Dillion,"The Scandal of the Refugee: Some Reflection on the "Inter" of Intaernational Relations and Continental Thought",in Moral Spaces:Rethinking Ethics and World Politics. edited by David Campbell and Michael Shapiro. Minneapoli…

伊豫谷登士翁(2002)『グローバリゼーションとは何か』平凡社新書 に関するメモ

目についたところをとりあえずメモる(笑)。 グローバル資本が創りだしてきたのは主権あるいは統治の新しい形態です。これまで主権は、もっぱら国家に集約されてきました。しかし越境する企業活動は、国家のさまざまな主権行為を越えて稼動することを可能と…

6月前半(1、〜2週)に読む本

最近、2つゼミに出てることもあって、中々思うように読書が進まなくなっているので、ここに読書予定を記すことによってペースを掴めたら良いなぁ・・・という希望的観測に基づいた試みです(苦笑)。 カール・シュミット(2000)『政治神学』田中浩他訳,未来社(…